目的

ICTを止めるためではなく、安心して使うための整理です

情報共有を速くしながら、誤投稿・誤共有が起きたときの影響を小さくするために、情報の置き場所と共有方法をそろえます。

大切なのは「使う・使わない」ではなく、「何を、どこに、どの形で置くか」です。
基本方針

入口と本体を分ける

📢

Teams

通知・入口
必要最小限の情報

🗂️

GIGA-NAS

本体の保管
必要な人だけ確認

🔐

重要情報

分類に応じて
保存場所を制限

Teamsは便利な連絡口として使います。ただし、個人情報や要配慮情報の本体は置きません。

最重要

情報レベルの考え方

重大情報

第三者や生徒に知られると、個人情報上・学校運営上の重大問題になる情報。

管理場所
完全分離ネットワーク
Teams × 使用しない
パスワード 管理者管理

例:成績原本、指導要録原本、パスワード管理台帳、個人情報一括データ

要配慮情報

日々の業務で扱うが、生徒・保護者にそのまま見られると問題になる情報。

管理場所
GIGA-NAS・共有ドライブ
Teams 通知のみ
パスワード 原則設定

例:生徒指導、健康情報、名簿、保護者連絡先、個人別テスト結果

通常校務情報

個人名があっても、見られたときの影響が比較的小さい日常業務情報。

管理場所
Teams・SharePoint可
Teams ○ 共有可
パスワード 原則不要

例:会議資料、提出状況、所在情報、学習進捗、係分担

公開可能情報

保護者や地域の方に公開しても問題ない情報。

管理場所
HP・サイネージ等も可
Teams ○ 活用可
パスワード 不要

例:学校だより、行事予定、公開許可済み写真、授業公開案内

合言葉:Ⅰは分離、ⅡはGIGA-NAS、ⅢはTeams可、Ⅳは公開可。
判断の基準

名前があるかだけでなく、見られたときの影響で考える

レベルⅢでよい例

所在情報のみ、提出したかどうか、係分担、学習進捗の概要、集計済みアンケート。

生徒が見ても大きな不利益が起きにくく、日々の業務で共有する必要がある情報。

×レベルⅡに上げる例

早退理由、欠席理由、健康情報、家庭事情、指導内容、個人別の点数・回答内容。

本人や保護者が見たとき、トラブルや不利益につながる可能性がある情報。

判断のポイントは「理由・背景・評価につながるか」です。名前が入っていても、内容によって扱いを分けます。
Teams

Teamsには「所在」だけ。本体や理由は書かない

書いてよい

TO 相馬
SO 鈴木
KI 田中

登校・遅刻・早退・帰宅確認など、所在確認に必要な最小限の情報。

×

書かない

SO 相馬(発熱)
KE 鈴木(家庭の事情)
SO 田中(生徒指導)

健康・家庭・生徒指導など、理由や背景が入るとレベルⅡになります。

Forms・小テスト

Formsは実施に使う。結果の共有はしない

📝

Formsで実施

回収の入口として利用

⬇️

結果を保存

Excelでダウンロード

🗄️

GIGA-NASへ

指定フォルダに保管

禁止する操作:共同編集者の追加、結果共有リンクの作成、Teams・SharePointへの結果ファイル添付。
実施は可 結果はダウンロード GIGA-NASで管理 クラウド共有はしない
よい例・よくない例

迷いやすい場面をそろえる

よい運用

📢

Teamsには「結果をGIGA-NASに保存しました」とだけ投稿する

🗄️

個人別結果や名簿はGIGA-NASの指定フォルダで管理する

🚪

離席時は画面ロックをする

×避ける運用

🔗

Formsの結果共有リンクを作成して送る

📎

Teamsに個人別の点数ファイルを添付する

👀

大型モニターに成績や個人情報を映したままにする

日常のセキュリティ

保存場所だけでなく、画面と端末も守る

気をつけること

  • 離席時は画面をロックする
  • 端末を生徒のいる場所に放置しない
  • パスワード入力を見られないようにする
  • 大型モニターに個人情報を映さない
  • 不要な印刷物やメモを机上に残さない

なぜ必要か

共有設定が正しくても、画面の見え方や端末放置から情報が漏れることがあります。

「保存先」+「操作」+「画面管理」をセットで考えます。

GIGA-NAS整理

置き場所が決まっていない情報は、守れない

指定フォルダで管理

レベルⅠ・Ⅱ情報を安全に管理するため、GIGA-NAS内の保存場所を整理します。

レベルⅡ_生徒指導 レベルⅡ_教育相談 レベルⅡ_健康情報 レベルⅡ_テスト結果

正式版を一つにする

同じ情報が複数の場所に散らばると、古いファイルを見たり、権限のない場所に置いたりする原因になります。

個人のデスクトップや任意の個人フォルダを正式な保管場所にしないことが大切です。

GIGA-NASは「とりあえず置く場所」ではなく、「分類に応じて管理する場所」として使います。
運用の考え方

守れないルールは、続かない

暗号化やパスワード運用は、必要な場面では有効です。ただし、複雑すぎる運用は守られにくく、引き継ぎも難しくなります。

まずは「危ない情報をTeamsに書かない」「本体はGIGA-NASに置く」「クラウド共有をしない」を徹底します。運用しながら、使い勝手と安全性の両方を見直します。
試行する 困りごとを集める 続けられる形に直す
まとめ

安心して共有するために

共有を止めるのではなく、
共有する情報を選びます。
Teamsは入口。
大事な情報の本体はGIGA-NASへ。
そして、画面・端末・パスワードも日常的に守ります。